2014年10月21日火曜日

Trac Lightning wiki の記事をコメントアウトしたい!

Trac Lightning の wiki を使用していて、表示させたくないけど後々のためにとっておきたい文章があったりすることはないでしょうか。
そんなときのためのコメントアウト方法を紹介します。

今回表示させたくない部分は以下の赤の線で囲った部分です。


次のようにすることで、wikiに表示されなくすることができます。
{{{                             
#!comment
コメントアウトしたい部分
}}}
※もちろん編集中の画面には表示されます。

今回は下図のように表示させたくない、2行をコメントアウトしました。

これで該当部分は表示されなくなりました。

2014年10月20日月曜日

Trac Lightning wiki 添付ファイル最大サイズの変更

Trac Lightning wikiにファイルが添付できることはすでにご存知かとおもいますが、
添付ファイルの最大ファイルサイズがデフォルトでは256KBに制限されています。
Excelだとか少し容量が多いファイルの添付しようとするとエラーになってしまいます。


当社でもTrac Lightning を使用していたところ、ファイルが添付できない!という声があがり、最大ファイルサイズの変更に至りました。

添付ファイルの最大サイズの変更は、trac.iniの中身を直接修正する方法と、管理コンソールから修正する方法があります。

今回は、管理コンソールからの修正方法で修正してみたいと思います。

1、プロジェクトにログインします。
  管理アイコンをクリックし、[管理コンソール]を開きます。
   (管理アイコンは適切な管理権限がないと表示されません。)



2、管理コンソールのメニュー(左側)の”trac.ini”の配下の
  [attachment]をクリックし、設定画面を開きます。



3、”max_size”に添付ファイル最大サイズをバイト数で入力し、[Apply Change]ボタンを押します。
  今回は[262144]256KB→[10485760]10MBに変更しました。

4、最後にファイルが添付できることを確認しましょう。

2014年10月2日木曜日

Trac Lightning 容量を圧迫している理由

Trac Lightning ディスク容量が…足りない!

ということで、急遽、当社で使用しているTrac LightningのサーバにDISK容量を増やし対応したのですが…

後日、現在運用しているTrac Lightning にそこまでファイルの数、容量を添付をしたか確認してみたところ、明らかに容量を増やさなければいけないほどファイルは添付されていないことがわかりました。

そこで、何がそんなに容量をとっているか調べたところ…

見つかりました原因。
Trac Lightning のバックアップファイルが原因でした。
原因と聞くとネガティブなイメージが先行しがちですが、Trac Lightningが自動でバックアップしてくれていて、そのバックアップしたファイルが容量を圧迫していました。Trac Lightningのインストール後、特に設定をしていないことから、デフォルトで毎日バックアップを取るようになっているようです。




2014年9月26日金曜日

Trac Lightning ディスク容量が…足りない!

Trac Lightningを使用していると結構DISK容量を使います。
当社でも使用している Trac Lightning のサーバのDISK容量がなくなってしまい、SVNに新しくコミットするとエラーがでるようになってしまいました。
そこで、急遽DISKを足し Trac Lightning の引っ越しをおこなうことになりました。
※当社で使用しているTrac LightningはAWSのEC2で稼働しています。


現在Cドライブの直下にTrac Lightningのフォルダがありますが、新設したDドライブに移行していきます。
1、データの移行
2、設定ファイルの修正
3、同期

1、Cドライブの次のファイルをDドライブに移動します。

※Dドライブで動くことが確認できるまでは、CドライブにTrac Lightningのプロジェクトファイルを残しておくことをお勧めします。

コピー元コピー先備考
C:\TracLight\projects\tracD:\TracLight\tractracプロジェクト
C:\TracLight\projects\svnD:\TracLight\svnsvnリポジトリ
C:\TracLight\projects\trac.htdigestD:\TracLight\trac.htdigestTrac/SVNのユーザ認証情報ファイル
C:\TracLight\projects\svnauthzD:\TracLight\svnauthzSVNの認証設定ファイル

※今回はtracとSVNが移動対象です。

2、設定ファイルの修正

次の設定ファイルを修正します。

2-1 httpd.confの修正

”C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\conf\httpd.conf”のプロジェクトファイル等のパスを変更
・trac.htdigest
 httpd.confを開き、”trac.htdigest”で検索しましょう。一か所だけではありませんので、検索に該当した箇所はすべて目を通し、適宜修正しましょう。

 例:
<LocationMatch "^/trac/[^/]+/login($|/)">
  AuthType Digest
  AuthName trac
  AuthUserFile "C:\TracLight\projects\trac.htdigest"→"D:\TracLight\trac.htdigest"
  Require valid-user
</LocationMatch>

下記に関するパスの設定を適宜修正します。
・svnauthz
・/trac
・/svn


2-2 trac.iniの修正

”D:/TracLight/trac/<プロジェクト名>/conf/trac.ini” 移動先の各プロジェクトのtrac.iniファイルを修正します。プロジェクトが複数ある場合、面倒ですがすべて修正する必要があります。

[trac]
authz_module_name = Display-System
repository_dir = C:\TracLight\projects/svn/<プロジェクト名>→ D:\TracLight/svn/<プロジェクト名>


3、同期


Tracのコマンドプロンプトを開き以下のようにコマンドを実行します。

C:\TracLight\bin>trac-admin D:\TracLight\trac\<プロジェクト名> repository resync ""



どうもうまくいかなかった場合…

Apacheのエラーログに以下のようなエラーはでていませんか?
──────────────────────────────────────
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx] mod_wsgi (pid=1108): Exception occurred processing WSGI script 'C:/TracLight/CollabNetSVN/httpd/cgi-bin/trac.wsgi'.
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx] Traceback (most recent call last):
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]   File "C:\\TracLight\\python\\lib\\site-packages\\trac-0.12.4.ja1-py2.6.egg\\trac\\web\\main.py", line 422, in dispatch_request
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]     env_paths)
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]   File "C:\\TracLight\\python\\lib\\site-packages\\trac-0.12.4.ja1-py2.6.egg\\trac\\web\\main.py", line 691, in send_project_index
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]     for env_name, env_path in get_environments(environ).items():
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]   File "C:\\TracLight\\python\\lib\\site-packages\\trac-0.12.4.ja1-py2.6.egg\\trac\\web\\main.py", line 744, in get_environments
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]     paths = dircache.listdir(env_parent_dir)[:]
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]   File "C:\\TracLight\\python\\lib\\dircache.py", line 28, in listdir
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx]     mtime = os.stat(path).st_mtime
[error] [client xxx.xxx.xxx.xxx] WindowsError: [Error 2] \x8ew\x92\xe8\x82\xb3\x82\xea\x82\xbd\x83t\x83@\x83C\x83\x8b\x82\xaa\x8c\xa9\x82\xc2\x82\xa9\x82\xe8\x82\xdc\x82\xb9\x82\xf1\x81B: 'C:\\\\TracLight\\\\projects\\\\trac'
──────────────────────────────────────
私どもはログの内容から、

C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\cgi-bin の trac.wsgi ファイルの次のディレクトリ部分を新しいパスに修正することで、解決させることができました。
──────────────────────────────────────
os.environ['TRAC_ENV_PARENT_DIR'] = 'D:\\TracLight\\trac'
──────────────────────────────────────

※正しい解決方法なのかお約束することはできませんで、本記事はあくまで参考程度としてご利用くださいますようお願い致します。

Trac Lightning WEBサーバの設定

Trac Lightning はWebベースのOSSですので、必要に応じてWebサーバの設定が必要となってきます。Trac Lightning ではApacheがベースとなっておりますので、Webサーバを立てたことがある人は馴染み深いかと思います。


インストールの仕方によりますが、Trac Lightningをインストールした後のapacheの設定ファイルは
以下ディレクトリ配下に配置されています。

C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\conf


設定ファイルと同様に重要となるのがApacheHTTPのログファイルですが、これは、以下ディレクトリ配下に配置されています。

C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\logs


なにか問題が発生したら、まずはApacheHTTPのログファイルを確認することから始めるのが、問題解決を迅速に行うための方法となります。

実際当社でもTrac Lightningを使用していて問題が発生した場合は、まずはApacheのログを確認することから始めています。

Apacheは起動時に設定ファイルを読み込みますので、Apacheの設定ファイルに手を入れた場合はhttpdプロセスを再起動しましょう。

2014年8月28日木曜日

Trac Lightning に新規プロジェクトを追加しよう!

Trac Lightning は複数プロジェクトを管理できます。

大型プロジェクトでない場合、マネージャも一つ以上のプロジェクトを抱えることがあります。
もちろん、SE、PGの方も複数のプロジェクトメンバーであることもあります。

Trac Lightning ではそんな多忙な方をしっかりサポートしてくれます。

今回は Trac Lightning にプロジェクトを追加する手順を紹介致します。

1、コマンドプロンプトを開く

Trac Lightning で新しいプロジェクトを追加する際、コマンドにて行います。
  [スタートメニュー]→[すべてのプログラム]→[Trac]→[コマンドプロンプト]を選択し、
  コマンドプロンプトを開きます。

2、プロジェクト作成コマンドを実行

  コマンドプロンプトが開いたら
  create-project.bat <プロジェクト名>
  と入力しEnterを押します。


Enterを押すと、自動的にプロジェクト作成されます。
実行が終わるまでしばらく待ち、エラーなどが出ていないことを確認します。



3、新規作成されたプロジェクトの確認

  コマンドプロンプトの実行が終わったら、Trac Lightningの最初のページを開き、
    ( http://<your-url>/trac )新しいプロジェクトが作成されたことを確認します。


さっそく新しく作成したプロジェクトを使ってみましょう。


山梨県のIT企業、株式会社シーケンス 山梨事業所です。
当社ではプロジェクト管理にTrac Lightningを使用しています。

Trac Lightning Wiki で画像・写真を追加する方法

本稿では、Trac Lightning Wiki に写真、画像を追加する方法を記載します。

Wiki文法を知って入れば何の苦もなく、画像を挿入できると思いますが、Wiki文法を知らない私は少しばかり戸惑ってしまいましたので、ここに簡単にメモを残しておきたいと思います。


1、Trac Lightning にログインし、スタートページ(Wiki)を表示させます。

2、編集アイコンをクリックし、編集画面を開きます。

3、Wikiに表示させてたい画像ファイルをドラッグ&ドロップ、もしくは、
  ファイルの選択ボタンを使用してファイルを添付します。

4、画像ファイルを表示させたい場所に以下のように記載します。括弧ないは添付したファイル名
  例:[[Image(comp1.2.png)]]

5、”編集を送信”して、画像が表示されるか確認します。


これで、画像の挿入はできますが、ここで、Wiki内に画像を取り込むメリットデメリットを考えてみました。

メリット

・文字だけより、画像を加えることにより、より伝えたいことを伝わりやすくさせることができる。、
・見た目もよくなり、プロジェクトの皆が活用してくれるWikiになりやすい。

デメリット

・画像のサイズを整える必要があり手間がかかる。
・画像を添付すること自体が手間である。



山梨県のIT企業、株式会社シーケンス 山梨事業所です。
当社ではプロジェクト管理にTrac Lightningを使用しています。